特殊手動ウインチシリーズの特長
特殊手動ウインチの製品一覧
DWG型
ワイヤロープ2本引、溝付ドラム仕様 手動ウインチ
片上がりしない、水平昇降作業が可能です。
蓋、桟橋、ゲート、バトン等の長尺物を水平に動かしたいときに役立ちます。2本のワイヤロープが取り付け可能となっており、またドラム表面に掘ったワイヤ溝に沿って2本のワイヤロープが等しい量、同期しながら巻かれていきますので、長尺の荷が斜めにならず水平に昇降、開閉作業が行えます。ワイヤ溝はワイヤロープの乱巻きの軽減やフリートアングル(第一滑車までの距離)短縮に役立つ機能でもあります。
WD型
2ドラム式手動ウインチ
幅の決まった、水平開閉作業に適しています。
除塵機、水門等、幅の決まった吊荷の水平昇降・開閉作業に多く扱われています。2個のドラムを連結してありますので、1本のハンドル操作で2個のドラムを同時に回転させることが可能です。荷の幅に合わせた2本のワイヤロープが荷の昇降・開閉をおこないます。荷の幅に合わせて設計されますので、滑車を介せず特別なワイヤ回しを必要としません。
PW型
ワイヤ押さえローラー付 手動ウインチ
乱巻きの原因となるワイヤロープの緩みを防ぎます。
吊荷が地面に着地した際や横引き牽引作業を行っている際、ワイヤロープテンションがなくなると、ドラムに巻いてあるワイヤロープが反力によって瞬時に緩み、ふくらみが発生し乱巻きがおこります。ワイヤ押さえローラーを設けることで、その緩みやふくらみを回転ローラーで抑え込み、乱巻きの発生を防ぎます。
HES型
ハンドル脱落防止機能付手動ウインチ
誤操作によるハンドルの落下事故を防止します。
ハンドル固定時や位置調整時に、手を滑らすなどでハンドルが落下することがあります。港湾や河川での作業で水中にハンドルを落とすと、掬い上げることは困難です。また高所での作業場所から落下した場合は、事故や設備損壊につながる可能性があります。このようなハンドル落下を防ぐため、ハンドル自身がウインチ本体に引っかかる為の「突起」を設けられるようハンドル下部を延長し、ボルトナット類を取り付けられる穴加工を施してあります。
LSTP型
ブレーキ解除用グリップ付手動ウインチ
緊急時のブレーキ開放(ワイヤロープ引き出し)が可能です。
自動車運搬船などに装備されている換気用ダンパー(蓋)を、火災時などの非常時に緊急に閉じなければいけない際、ウインチハンドルを回していては間に合いません。緊急ブレーキ解除用グリップを操作することで手動ウインチのブレーキは効かなくなり、ダンパーを自重によって自動的に閉じさせることが可能となります。非常時で電気や油圧が働かなくても、人の手で瞬時に操作を行えますので、火災の広がり防ぐダンパーの機能に一役買っています。