特殊電動ウインチシリーズの特長
特殊電動ウインチの製品一覧
DWG型
ワイヤロープ2本引き、溝付ドラム仕様 電動ウインチ
片上がりしない、水平昇降作業が可能です。
蓋、桟橋、ゲート、バトン等の長尺物を水平に動かしたいときに役立ちます。2本のワイヤロープが取り付け可能となっており、またドラム表面に掘ったワイヤ溝に沿って2本のワイヤロープが等しい量、同期しながら巻かれていきますので、長尺の荷が斜めにならず水平に昇降、開閉作業が行えます。ワイヤ溝はワイヤロープの乱巻きの軽減やフリートアングル(第一滑車までの距離)短縮に役立つ機能でもあります。
PW型
ワイヤ押さえローラー付 電動ウインチ
乱巻きの原因となるワイヤロープの緩みを防ぎます。
吊荷が地面に着地した際や横引き牽引作業を行っている際、ワイヤロープテンションがなくなると、ドラムに巻いてあるワイヤロープが反力によって瞬時に緩み、ふくらみが発生し乱巻きがおこります。ワイヤ押さえローラーを設けることで、その緩みやふくらみを回転ローラーで抑え込み、乱巻きの発生を防ぎます。
「BMW三相200V噛合いクラッチシリーズ」によく使われているオプションです。
BFH型
ブレーキ解除機能&ハンドル操作機能付 電動ウインチ
停電などの非常時に通電しなくなっても荷を安全な場所まで移動させます。
一般的な電動ウインチは、停電などの非常時に通電が遮断されると、ブレーキが閉じて停止状態になります。そんな場合になっても、ブレーキ解除後にハンドル操作で荷役がおこなえるのがBFH型です。昇降や牽引が不可能な状態に陥っても、ハンドルを使った手動操作によって荷を希望位置まで動かすことができます。非常時でも使わなくてはいけない通用門扉の開閉やタラップの昇降、蓋の開閉など様々な現場で役に立ちます。
SUD型
ステンレス製ドラム仕様 電動ウインチ
ドラムの腐食防ぎ、強度低下を防ぎます。
ウインチの荷役作業には代船の牽引、水門・除塵機の開閉、水中装置の昇降など水上、水中にあるものを動かすといったものが多くあります。そういった作業の際、ワイヤロープに付着した水分によって、スチール(鉄)製のウインチドラムに錆が発生し、金属強度を低下させ安全上の問題となりますが、ウインチドラムの材質をステンレス製にすることで、未然にこのような危険性を回避することが可能です。
STB型
制御盤一体型 電動ウインチ
制御盤の設置場所に困りません。
STB型は制御盤を電動ウインチの背部に抱え込ませ、一体化させるオプションです。電動ウインチに制御盤を組み合わせた使用の際、一般的には制御盤を壁掛けにしたり自立させますが、STB型であれば壁掛けや自立させる設置工事の手間が必要ありません。STB型用の制御盤は電動ウインチに抱え込ませるため、内部回路を立体的に組み込んで小さくなるよう設計されています。