技術資料


電動ウインチご使用時の注意事項

フリートアングル
フリートアングルとは、滑車から下ろした垂線と、滑車の中心とドラムのフランジ(ドラムの端)の内側と結ぶ線とのなす角度(θ)をいいます。

(A)溝つきドラムの場合は、この角度(θ)を4°以内(ドラム1段目のみ)に
セットしてください。
(B)溝なしドラムの場合は、この角度(θ)を2°以内(ドラム1段目のみ)に
セットしてください。

※この角度(θ)よりも大きくなると乱巻になったり、ワイヤーロープがドラム端に
  近づくと重なったりします。
注)ウインチと滑車の距離は溝なしドラムの場合、ドラム幅の15倍以上必要です。


捨て巻き(余巻き)は必ず、3巻き以上お取りください。
捨て巻き(余巻き)は、構造規格では、2巻き以上と定められていますが、最小限3巻き、できれれば5巻き以上が 好ましく、すて巻き(余巻き)が少なすぎると摩擦力不足で事故を起こすことがあります。

捨て巻き数とワイヤ止めにかかる力との関係   

捨て巻き回数
0
1
2
3
4
ワイヤ止めにかかる力
1
0.45
0.20
0.086
0.038

 


負荷時間率の計算方法

モータの負荷時間率とは、作業中における電動機の休み時間を含めた作業時間に対する電動機の総負荷運転時間の割合を百分率で表したものです。負荷時間率は、下記の計算式で計算します。
負荷時間率(%ED)= Tb/(Tb+Ts)×100(%)

・Tb:総負荷運転時間総計
・Ts:停止時間総計
・Tb+Ts=約1〜10分間とする。


電線の許容長さの計算方法

電線の長さや太さによる電圧降下にご注意ください。

電圧降下を起こすと電動ウインチの運転に支障をきたしますので、注意してください。また、電圧降下は電線の長さ・太さに影響しますので、下記の計算式により電線の長さ・太さを選定してください。
※電圧降下は、使用電圧の2%以内(内線規定で定められています)に納めてください。

電線の有効長さ:三相の場合
・L(m)=

電線の有効長さ:単相の場合
・L(m)=

・L(m)=電線の有効長さ:単相の場合
・L(m)=L:電線の長さ (m)
・A:電線の断面積 (m㎡)
・e:線間の電圧降下 (V)
・I:電流 (A)


ワイヤロープ収容量の計算式 (参考)

ワイヤロープ巻取り長さ
従来ワイヤロープのドラムへの巻かれ方は、図1のように、2層目からはワイヤロープとワイヤロープが接触してできた溝に次のロープがはまりこむという考え方がありましたが、計算を容易にするためと、この方が実状に即することから、図2に示すように密着整列巻の巻き方で計算を行います。(以下は、JISの電動ウインチの設計基準のための参考式で、規定するものではありません。)


・ドラム形:Do mm
・ワイヤロープ径: d mm
・ドラムのワイヤロープピッチ円直径:D=(Do+d )mm
・i 層目のワイヤロープピッチ円直径:Di =Do+(2i−1)×d mm
・ドラムの幅:B mm
・ワイヤロープの巻取り長さ:L mm
・ドラムのつば径:Df mm
・基準層:Ds = (Do+Df)/2 mm
・ただし、計算値Ds が最も近い巻層のワイヤロープピッチ円直径Diを基準層とします。


・1層目の巻ける長さ(m) L1=π(B/d−1)×(Do +d )÷1,000
・2層目の巻ける長さ(m) L2=π(B/d−1)×(Do +3d)÷1,000
・i層目の巻ける長さ(m) Li=π(B/d−1)×{Do+(2i−1)×d}÷1,000
・n層目の巻ける長さ(m) Ln=π(B/d−1)×{Do+(2n−1)×d}÷1,000
・最外層 (mm) n=(Df-Do)/2d−1(小数点以下切捨て)
・ワイヤロープの巻取り長さ(m) L=L1+L2+・・・・・+Ln

したがって、ワイヤロープの巻取り長さとは、余巻きを含むワイヤロープの全長を示すことになります。余巻きとは、ロープを全部繰り出した場合にワイヤロープの端末止めを確実にするために、ドラム上に3巻き以上残すことです。


例:GM-10型の場合
・ワイヤロープ径:d=8mm
・ドラム径:Do=76.3mm
・ドラムのつば径:Df=175mm
・ドラム幅:B=170mm
・定格ワイヤロープ引張力:Wr=9,800N(1,000Kgf)

ワイヤロープ
巻取長
巻層
ピッチ円直径
D(mm)

負荷できる
最大ワイヤロープ引張力N
(Kgf)

層別
(mm)
累計
(mm)
備考
84.3
9,800 (1,000)
5.36
5.36
ドラムのワイヤロープピッチ
円直径D
100.3
9,800 (1,000)
6.38
11.74
 
116.3
9,800 (1,000)
7.39
19.13
基準層定格ロープ張力Wr
132.3
8,614 ( 879)
8.41
27.54
 
148.3
7,683 ( 784)
9.43
36.96
巻取り長さL

 


マックスプルウインチ取付例



ワイヤロープの巻込方向は下記の矢印の範囲となります。




標準品は上記の巻込方向はとなりますが、ハンドルを左回転で巻上げ(ワイヤロープの巻込方向も上図と反対)のものもが必要なときはLUSI型としてオーダーして下さい。 
例GM-20-LUSI型


マックスプルウインチを使用してのロープ引張力


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